士業
2023.12.20 (更新日:2024.8.28)
行政書士として独立し、営業活動をするにおいてどのようにして顧客を獲得し、信頼を築き、継続的なビジネスを構築すればよいのかは、どの年代の行政書士においても直面する課題だと思います。
そこで、今回の記事では以下の3つについて詳しく解説します。
・行政書士の営業方法について
・行政書士の効率的な営業方法について
・行政書士の営業で注意すべきポイントについて
行政書士のWeb集客方法について、詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「行政書士のおすすめ集客方法6選!競合と差別化する方法を詳しく解説」
目次
行政書士の営業方法では、「対面営業の重要性」と「営業で成功する行政書士の要素」を理解する必要があります。
それぞれ詳しく解説します。
行政書士としての営業では、人が集まる場所に出向き、多くの人々と接触することが非常に重要です。例えば、以下のような様々な場で積極的に活動し、自身のサービスを広めることで事務所の成功に繋がります。
・行政書士の勉強会や懇談会
・他士業との交流会
・無料セミナーや無料相談会
・商工会議所の交流会や地域の行事
・飛び込み営業
・紹介
対面営業で大量に名刺を配ることによって、同業者との関係を深めたり、将来の顧客になる可能性が高いセミナー参加者に積極的なフォローアップをしたりすることが重要です。
また、既存の顧客や知人からの紹介は、高い信頼性を持つ新規顧客を獲得する有力な手段となります。
営業で成功する行政書士の要素は、以下の3つです。
・誠実性
・継続性
・戦略性
誠実性とは、顧客に対して正直で透明性のある対応をすることを意味します。
例えば、業務を遂行する際には、顧客の個人情報やケースの詳細に関して細心の注意を払い、正確かつ迅速な対応をすることが重要です。
また、サービスの料金に関しては、隠れた費用や不明瞭な請求を避けることで、顧客の信頼を得ることができます。
誠実であることは、顧客からの信頼を得ることができ、長期的な関係を築きやすくなります。
そのため、誠実な行政書士は、長期的に安定した顧客基盤を持ち、成功しやすいと言えます。
行政書士として、継続性を保って営業活動をし市場に定期的に露出することは、新規顧客獲得において重要です。
また、継続的に顧客との関係を構築したり最新の法改正や手続きの変更に注意を払い、継続的な学習を行うことで安定した業務の確保が期待できます。
営業においても戦略性は重要な要素です。
新規顧客を探すにしても、ターゲット層を特定することが重要です。
また、後述するWebマーケティング手法の活用においても戦略性は関係します。
行政書士は、年々競争が激しくなってきている業界ですので、戦略的に営業活動を含めた集客で差別化を図ることが大切です。
行政書士として成功するためには、より効果的な営業方法を組み込むことが重要です。
効果的な営業方法として、Webマーケティング手法の活用があります。
主なWebマーケティング手法は、以下の5つです。
・事務所のホームページを作成する
・事務所の公式SNSを作成する
・Web広告を打ち出す
・行政書士のポータルサイトに登録する
・セミナーを開催する
行政書士のWeb集客方法について、詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「行政書士のおすすめ集客方法6選!競合と差別化する方法を詳しく解説」
行政書士事務所のホームページ作成は、新顧客の獲得に必要です。
多くの人が行政書士をインターネットで探しており、事務所のホームページがないと発見されないリスクがあるからです。
効果的なホームページには、無料相談の依頼を簡単に行える導線の設置、ターゲットに合った内容、解決策を提供するブログ、実績の共有、対応地域の明記、口コミの掲載が必要です。
<無料相談の依頼を簡単に行える導線の例>
上記のような要素は、訪問者を問い合わせに繋げ、行政書士のサービスに関心を持ってもらえる可能性を高めます。
行政書士事務所において、公式SNSアカウントの運用は現代マーケティングの重要な要素です。
特に若い世代はSNSを通じて情報を収集するため、FacebookやTwitter(現X)などのプラットフォームを活用することで、サービスの認知度と信頼性を高めることが可能です。
SNS運用では、ターゲットに合わせたプラットフォーム選択、短くわかりやすいコンテンツ作成、守秘義務の遵守、適切な宣伝と情報提供のバランスが重要です。
これらを実施することで、行政書士事務所は幅広い年代層にリーチし、ブランドイメージを強化できます。
行政書士サービスのWeb広告出稿は、特定のキーワードや地域をターゲットにして、関心の高い顧客を獲得する効果的な手法です。
主な広告形態にはリスティング広告、ディスプレイ広告、Facebook広告があります。
リスティング広告は検索エンジンで特定キーワードをターゲットにし、ディスプレイ広告は画像や動画を使用してブランドの認知度を高めます。
Facebook広告は、ユーザーのプロファイルや行動に基づいたターゲット設定が可能です。
Web広告は、運用コスト、ターゲティングの精度、守秘義務の遵守など、適切な管理が求められます。
行政書士の集客には、専門のポータルサイトへの登録が有効な手段です。
ポータルサイトは行政書士を探すユーザーにとって主要な情報源となっており、登録することで、サービスを必要とする多くのユーザーにアクセスされる機会が増えます。
ポータルサイトへの登録により、行政書士は自身の専門分野やサービスを広く宣伝し、新たな顧客からの問い合わせや依頼を効果的に受けることが可能になります。
行政書士がブランドと専門性を向上させる効果的な方法として、セミナーの開催が挙げられます。
セミナーを通じて、行政書士は自らの知識と経験を共有し、直接的な情報提供や質疑応答を行うことが可能です。
また、セミナー後のフォローアップや悩み相談会を通じて、顧客との長期的な関係を築くことも可能になり、行政書士としてのサービスをより幅広い顧客層にアピールする機会にもなります。
行政書士の営業で注意すべきポイントは、以下の4つです。
・適切な営業活動を心掛け
・顧客管理の徹底
・効果的な資料作成
・商談機会の増加
行政書士としての信頼を保つため、過度な営業活動は避ける必要があります。
営業には行政書士としての倫理規定を遵守し、誠実さを保つことが重要です。
例えば、法律相談のための無料セミナーを開催する場合も、積極的過ぎる勧誘や不適切な広告は控えることが大切です。
行政書士業務では、顧客管理が極めて重要です。
見込み客への継続的なフォローアップや、既存顧客への定期的な連絡は、長期的な関係構築に役立ちます。
例えば、顧客に対して定期的にニュースレターを送ることで、サービスの更新情報や有益な情報を共有できます。
営業活動においては、明確でわかりやすい資料の提供が必要です。
これには料金体系、サービス内容や、今までの行政書士での成功事例などを含めることが効果的です。
つまり、資料には行政書士の専門性を示す内容を盛り込み、顧客に対する透明性と信頼性を確保します。
商談の機会を増やすためには、地域のイベントや業界団体での参加が大切です。例えば、地域の商工会議所でのセミナーや相談会に参加し、行政書士としてのサービスを紹介することで、新規顧客との接点を増やすことができます。定期的な商談の機会を設けることで、サービスの知名度向上と新規案件の獲得につながります。
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行政書士の営業では、対面営業の重要性と適切な営業方法を理解し、実践することが重要です。対面営業では、多様な場での積極的な活動と、誠実性、継続性、戦略性を兼ね備える必要があります。
また、Webマーケティング手法の活用も不可欠で、ホームページの作成、SNS運用、Web広告、ポータルサイトへの登録、セミナー開催などを通じて顧客を拡大します。
さらに、営業活動では、適切な顧客管理、資料作成、商談機会の増加にも注意が必要です。