SNS運用
2018.10.2 (更新日:2022.10.7)
一昔前であれば、ネットで広告を出すときは「yahoo」「Google」の二択でした。しかし、ネット社会がどんどん成長することによって、最近ではSNS広告への注目度が高まってきています。
実際に利用したマーケッターからは「時代はSNS広告だ」「昔の広告は過去の産物だ」などという声もあがっているのですが、SNS広告にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
その特徴や具体的な使い方や種類についてお話していきます。
目次
インターネットでの通販が普及し始めた時期だと「ネットで物を買うのは怖い」という方が非常に多くいました。
しかし、最近は物はネットで買うのが当たり前の時代となり、なんとネット利用者の4割がSNS広告経由でものを買い、サービスを利用しているのです。
また、今まではSNS広告に参入していなかった会社も積極的に広告枠を販売するなどしており、インターネット広告の市場は大きく成長していることが分かります。
ですので、今後もSNS広告はマーケッターにとって活用しやすい場所となると予測できます。
特にSNSであれば企業アカウントを作ることができますので、有料広告に出稿せずとも、無料で商品やサービスや商品の申込み数を増やすことも可能となっています。
SNS広告の運用はビジネスの可能性を大きく広げてくれることは、前項でお分かり頂けたと思いますので、ここでは、各SNSの特徴と種類についてお話させて頂きます。
LINEの特徴は、国内のユーザー数が7300万人と圧倒的に多いことです。
それでいて、ユーザーの使用頻度も高い為に、広告の開封率が高いのも大きなメリットと言えるでしょう。
そして何より、LINE@を使うことで顧客との1on1のスタイルに持っていくことが出来る為、SNS運用をしっかりと行えば、見込み客を逃すことがありません。
利用しているユーザーに関しても10~60代の男女と非常に幅広い為に、様々な商品のアピールに使えるのも特徴の一つとなっています。
また、LINEの場合、メッセージのお知らせマークが既読にするまでは消えないといった特徴もあるので、ユーザーは開かずにはいられない心理状態ともなり、広告を読んでもらえる可能性も高くなっています。
SNS広告として以前の勢いはないものの、それでも確実なビジネス展開を行えるのがFacebookです。インフィード広告を使うことによって、ユーザーの視覚に必ず入るので、届けたい情報を確実に届けることが可能となっています。
また、Facebookの有料広告では、ターゲット層を絞ることが出来る為に、広告費を無駄にする心配がありません。
BtoBにも強くビジネスセミナーなど他SNS広告では反応の取りづらい分野でも結果を出せるのがFacebook広告のメリットともなっています。
また、Facebookであれば、文字や画像だけでなく、動画を使った広告運用も行えるために、様々な角度からターゲットにアピールすることが可能となっています。
国内ユーザー数が4500万人とLINに次ぐ利用者数の多さが特徴のtwitterですが、デメリットとして30代以上の年齢層にはあまり反応がないことです。その代わり、30歳以下のユーザーへの反応率は驚異的な数字を残すことがメリットとなっています。
自社のアカウントで広告運用をする方法もあれば、有料広告でユーザーにアピールすることも可能となっています。
また、twitterと連動のイベントを行えば、自然とフォロワーも増えて、そのフォロワーが今後も貴社のイベントに興味を持ってくれるので、展開次第では広告費0円で将来的に広告を打つことも不可能ではありません。
さらに、リツイード機能を上手に使うことによって、現在は見込み客ですらないターゲット層を一気に今すぐ客まで持って行けるなど、瞬間的な爆発力にも優れています。
ここ数年でSNS広告媒体として急成長を遂げているのがInstagramです。Instagramの特徴は10~30代の女性からの反応が高いことです。企業アカウントをオシャレな感じで運用すれば、それだけターゲットの興味を引くことが出来ます。
また、この年代の女性は知人との情報共有をする傾向が強く口コミでの拡散が大いに期待することが出来ます。また、有料広告を打つにしてもInstagramは現在のSNSの中で最安値と言われており、経費を抑えることも可能となっています。
広告の種類もインフィード広告を主体に、動画や画像で訴求することが可能となっています。ただ「インスタ映え」という言葉が生まれたように、Instagramでは、オシャレな画像や動画があってこそ、本来のパフォーマンスを発揮するので、Instagramを使った広告運用を考えている場合は、ターゲットに響く動画や画像を用いるようにしましょう。
SNS広告の種類がたくさんあるのは良いことですが、これから広告運用を行う方にとっては「一体、どれを使うのが正解なの?」と悩むところではないでしょうか。そこで、お勧めの運用媒体をケース別に紹介したいと思います。
SNS広告を運用する上で外せないのが、LINE@です。利用者数は国内NO1。それでいて開封率が高いので、確実に情報をユーザーに届けることが可能となっています。今の時代、メールマガジンの開封率は良くて3%ですが、LINE@に関して言えば、最低30%ラインとなっており、今までネットビジネスの王道であったメルマガの10倍の数字を叩き出しています。
さらに、LINE@の場合はビジネスのジャンルを問わず、成果を出すことが出来るのも特徴の一つとなっています。その為、どんなビジネスを行っている人も、必ずLINE@を使った運用は外せないと言えるでしょう。
企業で扱っている商品やサービスが女性向けのサービスの場合、絶対に抑えておくべきなのが、Instagramです。利用者のほとんどがオシャレに興味のある女性ですので、この属性にマッチしているビジネスであれば、他SNSでは出せない成果を簡単に出すことが出来ます。
またInstagramでは、ハッシュタグによって、同じ属性のターゲットを集めやすい上に、拡散力もあるので、誰か一人を起点にして一気に評判が広まる可能性も持っています。
このように、企業アカウントでの広告運用を行っても良いですし、有料広告を出しても、Instagramの場合は現在かなり低価格で広告出稿を行えるので、費用対効果も抜群となっています。
Twitterをやっていない人からすると「本当に反応あるの?」というのが正直な感想だと思いますが、twitterは手軽に始められるサービスや低価格の商品の訴求に優れているので、扱う商品によってはかなりの成果を出すことが可能となっています。
ただ、twitterの場合だと、年齢層が若いので、その辺りのターゲティングだけはしっかりと行っておくようにしましょう。そうしないと、広告を出しても全く反応がない悲惨な結果に終わってしまう危険性があります。
あと、twitterのユーザーは一度利用して満足を得た場合、そのアカウントを定期的にチェックする傾向があるので、リピートに繋がりやすい特徴も持っています。
SNS広告についてお話してきましたので、どのSNSを使っていけば良いのか、そして、それらの特徴をどう生かしていけば良いのかについてはお分かり頂けたと思います。でも、これだけでは、SNS広告の運用で成果を出すことは難しいです。
なぜなら、そこにはちょっとしたコツが必要になってくるからです。
ですので、この項ではSNS広告で成果を出すポイントをお話していきます。
少し想像してみて下さい。
久しぶりにあった知人から「良い話があるんだけど」と言われたらどのような気持ちになりますか。おそらく、いや…間違いなく良い気持ちにはならないでしょう。
でも、日ごろから頻繁に接している知人から「そういえば、良い情報があってさ~」と切り出されたどうでしょうか。それが、どんな情報かも分からなかったとしても、話を聞いてみようという気持ちにはなりますよね。
この心理はSNS広告の運用にも当てはまることです。
企業アカウントの情報が更新されたかと思ったら、サービスや商品の情報ばかり…。
これでは、ユーザーは冷めてしまい、会社の商品に対して興味すら抱いてくれません。
ですので、企業アカウントはマメに更新して、ユーザーとのコミュニケーションを頻繁に取るようにしていきましょう。その際、発信する情報は売込ではなく「ユーザーのタメになる情報」が好ましいです。
もっと言えば、これから売込をかけようと思っている商品に関連する話題が理想となっています。そうすることによって、商品に関連する興味やデータが蓄積されているので、オファーを出した時に、高い反応を取れることでしょう。
FacebookなどのSNS広告で有料広告を出す場合は、ターゲットの絞り込みを行うことが出来ます。ターゲティングはビジネスの基本ですので、当然、ここには力を入れることでしょう。
ただ、SNS広告の場合は、この絞り込みがアダになってしまうケースも少なくありません。なぜなら、SNS利用者の全員が自分のプロフィールをしっかりと埋めていることは少ないからです。
つまり、本来ビジネスで必須とされる絞り込みを行うことによって、商品やサービスに興味のある見込み客への情報提供を閉ざしてしまう危険性があるわけです。
ですので、SNS広告を運用する際は、あまり絞り込みをかけずにスタートすることをお勧めします。最初は広く、そこから徐々に幅を狭めていくのが理想の広告運用と言えるでしょう。
そうすることによって、広告費を最大限まで下げつつ、費用対効果を上げていくことが可能となっていきます。
SNS広告での成果を上げるポイントは「自分にとって必要」というイメージを相手に持ってもらうことです。しかも、それを頭で考えるのではなく、自然と判断するレベルで相手に感じ取ってもらうことが重要です。
例えば、歯周病に良い歯磨き粉を売るとしましょう。
ターゲットは、歯周病に悩む40代男性とします。
A 歯磨き粉、変えてみませんか?
B 口臭予防も出来る歯周病予防の歯磨き粉があります!
という訴求では、どちらが反応が良いと思いますか?
当然Bとなりますよね。
つまり、この男性は「この歯磨き粉は自分の生活で必要だ」と瞬間的に察してくれるのです。しかも、Bの場合は歯周病予防だけでなく、歯周病を原因とする口臭にも効果的と謳っているので一石二鳥です。
他の例を挙げると…
釣りのルアーを売るとしましょうか。
A 新商品のルアーが出来ました!
B ボウズ知らずのルアーが登場!
ターゲットは、釣りが好きな男性とします。
釣り人の懸念材料は「魚が釣れないこと」なわけです。
新商品!と謳うのは聞こえは良いですが、商品の特徴や魅力までは伝えきれません。しかしBのように「ボウズ知らず=釣れる」という訴求をすることによって「自分には必要なアイテムだ」と感じ取ってくれるわけです。
このように、自身の生活にとって必要である。
もしくは、使用しているイメージが湧くような訴求方法を行うことによって、SNS広告の反応を高めていくことが出来ます。
以上、SNS広告についてお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今はたくさんのSNS広告があるので、どれを使えば良いのか分からない方も多いでしょう。
しかし、このページを読んでもらった今であれば、どのSNSを使うのが良いのか、さらには、それをどのように運用していくのが良いのかがハッキリと分かったハズです。
これから、あなたがSNS広告で結果を出すための順番としては…
STEP1 運用する媒体を決める
STEP2 SNS上で密にコミュニケーションを取る
STEP3 サービス・商品がターゲットの生活に必要であることを伝える
STEP4 オファーを出す
と、たったの4STEPとなっています。
これだけで、今まで以上の売上を出すことも不可能ではありません。
これからの時代、SNS広告はますます市場を拡大していくことが予想されますので、今の段階から、広告運用に慣れておき、徐々に大きくなる市場で大きな利益を上げる為に、取り組んで欲しいと思います。
また、どのSNSから始めたら良いのか分からないという方は、本文でもお伝えしたようにまずは、LINE@から始めてみることをお勧めします。そうすれば、SNS広告の凄さを実感できることでしょう。