記事LP
2018.9.10 (更新日:2022.6.7)
記事LPとは、webメディア記事風の広告のことです。ピンとこない方は、アフィリエイトブログをイメージするといいかもしれません。
今までは、広告からLP(ランディングページ)に遷移させる方法が主流でした。しかし最近では、広告から記事LPに遷移させる手法が注目されています。
一体なぜ、LPよりも記事LPに遷移させた方がいいのでしょうか。それは、売りたい商品やサービスの魅力だけでなく、必要性や重要性、利用した後に得られるメリットをより具体的にユーザーへ、アピールできるためです。
とはいえ、どのように記事LPを作成すればいいのか分からないという方も多いかと思います。そこで今回は、初めての方でも魅力的な記事LPが作れるよう、記事LPとLPの具体的な違い、構成の作り方や文章の書き方について分かりやすく解説します。
また、本記事でも十分記事LPについて理解できると思いますが、「記事LPで圧倒的成果を出したい!」という方は、ぜひ7章にて紹介している記事LP完全ガイドブックを無料ダウンロードしてご覧ください!
記事LPについて伝えたいことが多過ぎて1記事では納まりませんでした、、、
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目次
まず始めに、記事LPと記事、LPの違いについて確認していきましょう。
記事 | ユーザーが抱えている悩みや問題を解決することを目的として、商品やサービス内容、利用するメリットなどを詳しく紹介している。 |
記事LP | ユーザーの悩みや問題に寄り添うことに重きを置いた上で、商品やサービス内容、利用することで得られるメリットなどを紹介している。最終的には、商品やサービスの購入ページに遷移してもらうことが目的。 |
LP | 商品やサービスを利用してもらうことが目的のため、企業側がアピールしたい内容が盛り込まれている。 |
記事LPと記事は、最終的に商品やサービスを利用してもらうことをゴールとしているかどうかが大きな違いとなります。
記事は読んで納得してもらうことがゴールになっていますが、記事LPは特定の商品やサービスが必要だと実感してもらい、実際に利用してもらうことがゴールとなっています。
記事LPとLPは、商品やサービスを利用してもらうというゴールは同じですが、アピール方法が異なります。
LPは企業側がアピールしたい内容が全面に押し出されていますが、記事LPはユーザーが抱えている悩みや問題に寄り添うことに重きを置いた上で商品やサービスをアピールしています。
記事LPを作成することで得られるメリットは具体的に4つあります。メリットを理解してから作成に取り組むことで、よりユーザーに訴求する記事LPが作成できるようになるでしょう。
記事LPは、商品やサービスをアピールするだけでなく、ユーザーの悩みや問題に寄り添うことにも重きが置かれています。ユーザーと同じ目線に立って商品やサービスを紹介できるため、いい意味で広告感がないのがメリットです。
多くのユーザーは、ひとつの商品を購入するまでにさまざまな情報を調べるというプロセスが入ります。
具体的には、4つのプロセスです。
①商品について興味を持つ
②サービス内容や得られる具体的なメリットを調べる
③他の商品よりも魅力的なものかどうか
④本当に、自分に必要な商品かどうか
記事LPはこれらの情報を全て盛り込めるため、ユーザーの比較検討プロセスを省き、CV(コンバージョン)に直結させることができます。
記事LPは、LPよりもユーザーが知りたいと思っている情報を踏まえた上でアピールすることができます。
例えば、配偶者に離婚請求するため弁護士を探している人に向けたLPを思い浮かべてみてください。
「豊富な経験を元に離婚成立へと導きます」と記載されているよりも、「相談実績◯件の経験を活かし、あなたの思いを大切にしながら離婚成立へと導きます」といった文言の方が相談してみたいと思いますよね。
LPを作成する際、ユーザーニーズと訴求内容がズレてしまい、思うようにCVが出せなかったというケースに陥ることもあります。
記事LPはユーザーのあらゆる二ーズを想定して作成するため、効果的な訴求ポイントは何か効果測定できるのです。いきなりLPを作るよりも記事LPで効果測定をしてから作成した方が、より高い反響が得られるでしょう。
ブランドストーリーとは、消費者に自社商品を紹介し興味を持ってもらい、購入につなげるために効果的なマーケティング手法のひとつです。
自社商品がいかに優れているかをアピールするのではなく、消費者を主人公にしてストーリーを作り、その中で自社商品をアピールすることで「頼もしい存在」として認識してもらえるようになるのです。
ストーリーブランドのフレームワークはどのように作っていけばいいのでしょうか。具体的な作り方について確認していきましょう。
消費者が商品やサービスに関心を持つことは、映画などのストーリーに引き込まれていくのと同じです。企業側が「消費者が直面するであろう問題」について語ることで、消費者はその企業が提供している商品やサービスに興味を持つようになります。
消費者が抱える問題には3つのレベルがあります。
•外的問題:置かれている環境などによって起きた問題
•内的問題:精神的に抱えている問題
•哲学的問題:そもそも、それが問題と思えるのかどうか
多くの企業は、外的問題に対する解決策として商品やサービスを売ろうとします。しかし、消費者に行動喚起を起こさせたいのであれば、内的問題に働きかけることが大切です。
消費者が必要としているところにアプローチし、つながりを得ることで、消費者から愛される商品・サービスとなり熱心なファンが生まれるのです。
主人公となる消費者が求めているのは、同じ主人公ではありません。ピンチの状況から助けてくれる「導き手」です。
どんな人でも、自分を世界の中心として見ながら生きています。商品やサービスを主人公として消費者の前に出してしまうと、消費者は親近感を得ることができないため、いつまで経っても距離は縮まらないでしょう。
商品やサービスは主人公ではなく、問題を解決する導き手にしてストーリーを組み立てることで消費者は親近感を抱くようになります。
導き手を登場させるだけでは、直接的に消費者の行動喚起につなげることはできません。消費者が簡単に実行できるような計画を示していく必要があります。
売りたい商品やサービスの値段が高いほど、購入には大きな決断が必要となります。自然に決断させるためにも、わかりやすい道筋を示してあげましょう。
消費者に行動喚起を起こさせる方法には2種類あります。ひとつは直接的に購入を呼びかける方法、もうひとつは段階的に行動を促すことで消費者との関係を強いものにしていく方法です。
多くの企業は、直接的に購入を呼びかける方法で消費者に行動喚起させようとします。例えば、「ダイエットをしよう」といった感じです。しかし、人は理由がなければ行動に移せないため、直接呼びかけられても影響を受ける人は少ないでしょう。
それでは一体どのようにすればいいのでしょうか。段階的に行動を促す具体例としては、「ダイエットをしたら諦めていたワンピースが着られる」「ダイエットに成功したら、彼にハワイ旅行に連れて行ってくれると約束した」などです。こちらから物語を用意して人が行動するきっかけを作ってください。
人は得るものと失うものがなければ関心を持てません。物語の中に危機を盛り込むことで、初めて興味を示すようになるのです。
物語を作るときには、必ず消費者がその商品やサービスを使わないことでどんなデメリットがあるのか、何を失ってしまうのかを提示しましょう。
例えば、交通事故の被害に遭ったとき、弁護士に依頼しなければ完治していない状態でも治療を打ち切られてしまう可能性があるといったことが挙げられます。どんな危機にさらされているのかを定義することで、消費者の心をより引きつけられるようになるのです。
商品やサービスを利用することでどんな変化が訪れるのかを消費者に伝えます。消費者の心の中にある「何かを変えたい」という思いにアプローチできるため、自社の商品やサービスに興味を持ってもらえるようになります。
ストーリーブランドのフレームワークはスクリプトにまとめて情報を整理しておきましょう。
スクリプトを完成させることで問題が明確になり、どのように商品を紹介すればいいのか悩む必要がなくなるため、より消費者の心をつかむ言葉を生み出すことができます。
構成は記事LPの土台となるものです。ユーザーの興味や関心に対してどのようにアプローチしていくのか考えながら作成することで、読み手に共感、行動してもらうことができます。記事LPの構成の作り方を確認していきましょう。
まず始めに、ペルソナ設定から始めましょう。商品を売るための記事LPを作るにはペルソナ設定が非常に重要です。幅広い層に向けてアピールするよりも、個人の悩みに沿ったアピールをした方が訴求力は強まります。
実際、下記の記事LPでは、「B型肝炎ウイルスに感染している人でまだ給付金の受取り手続きをしていない人」というペルソナ設定で作成した結果、CVが5倍になりました。ペルソナ設定がいかに重要なことかお分かりいただけるかと思います。
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ペルソナ設定ができたら、ユーザーのビリーフ・デザイア・フィーリングスをリサーチしていきましょう。
ビリーフ:思い込み・固定概念
デザイア:欲求・願望
フィーリングス:感情・喜怒哀楽
ビリーフ・デザイア・フィーリングスをリサーチすることで、ターゲットの欲求や悩みを売りたい商品の特徴に重ねながら記事作成ができるため、訴求力の強い記事LPとなります。
ユーザーの関心レベル別でのアピール方法
ユーザーがの興味や関心は、大きく分けて3つのグループに分けられます。もし、商品を知ってもらうことが目的なのであれば、潜在ニーズを考え構成を作るといいでしょう。逆に、商品を買ってもらうことを目的とするならば、顕在ニーズを考えて構成を作ることが大切です。
B型肝炎ウイルスに感染している人向けに記事LPを作成する場合、潜在ニース・準顕在ニーズ・顕在ニーズ別に分けると下記のような記事タイトルができます。
潜在ニーズ:B型肝炎ウイルスの感染を防ぐために知っておくべき感染経路
→B型肝炎ではない人も興味を持ってもらえるコンテンツとしてアプローチ
準顕在ニーズ:インターフェロンによる肝炎治療を受ける前に知っておくべき10のこと
→ B型肝炎の治療について関心がある人に向けてアプローチ
顕在ニーズ:テノゼットの効果や助成金の受け取り方
→B型肝炎の治療薬を服用したい人、助成金の受取り方法が知りたい方にアプローチ
設定したペルソナが抱えている悩みを解決するために、必要な情報とは何かまとめていきましょう。下記に挙げた項目を参考に必要な情報をまとめていくことで、ユーザーの感情に訴えかけるような見出しが作成できます。
•効果
•期間・時間
•やり方・やること・使い方
•価格(割引などのお得感)
•実績(データ、口コミなど)
•権威性(有名な推薦者やメディアが取り上げているなど)
•緊急性・限定性
•専門性
•意外性・好奇心
上記に上げた要素を踏まえて見出しを作成することで、ユーザーが読まないという問題の解決にもつながります。また、新たな情報を上書きする、専門家の見解や体験談を載せることで記事LPの内容に対して「信じられない」という思いを解消させられるメリットもあります。
作成した見出しの順番が、スムーズな流れになっているのか確認しましょう。
例えば、カレーの作り方を紹介するとき①作り方②必要な材料よりも、①必要な材料②作り方の順番にした方が流れはスムーズになります。
悩みに対して解決が提示されている構成かどうかもチェックする
ユーザーが抱えている悩みに対し、解決策が提示されているかどうかもチェックしてみてください。具体的な解決策が提示されていることで、ユーザーの行動喚起につなげられます。
記事は、ユーザーの悩みに寄り添った上で原因と改善策を具体的に分かりやすく記載することを心がけてください。その後に、アピールしたい商品やサービスを紹介するのが基本です。
その他には、以下に挙げた内容を参考に記事を書いていくことで、より効果的にユーザーにアプローチできるでしょう。
必要に応じて図や画像を間に入れる、重要な項目は太字や赤字を使い目立たせることで読みやすい記事になります。
商品をアピールするよりもユーザーにメリットのある情報をメインに記事を書きましょう。商品のアピールが強すぎると、ユーザーは押し売りをされているような感覚になり離脱するリスクが高まります。
脈絡もなく、「〇〇を購入してください」といった導線を設置してしまうと、ユーザーは違和感を抱いてしまいます。「〇〇について詳細を確認する」などの文言に変える、文脈に合わせて導線を設置するなどの工夫をしましょう。
書いた記事が読みたくなるかどうかは、タイトルや見出しのつけ方ひとつで大きく変わります。いくら内容が充実したコンテンツを作成しても、タイトルや見出しが魅力的なものでなければ読まれないというケースは少なくありません。以下の内容を参考に、タイトルや見出しに工夫を入れてみましょう。
タイトルに具体的な数字を入れることで、ユーザーの関心を高めることができます。例えば、「〇〇と言われる5つの理由」「8割の人が実践している」といった文言が挙げられます。
ちなみに、数字を入れるときは偶数ではなく奇数にしてみてください。統計によると、数字を奇数にした方がクリック率は20%ほど上がることが分かっています。
タイトルは、「?」という疑問系で終わらせるとクリック率が高まります。実際、クリック率(CTR)が倍になったケースもあります。タイトルを疑問系にすることで「記事を読めば答えが分かる」という心理にさせることができるため、結果的にクリック率が上がるのです。
タイトルや見出しは記号(!、?、|、「」など)を交えながら2つのフレーズに分けるようにしましょう。
訂正前:刑事事件の示談で人生を台無しにしないために知っておくべきこと
訂正後:刑事事件の示談|人生を台無しにしないために知るべき5つのこと
記号を活用して2つのフレーズに分けることでタイトルや見出しの内容が頭に入りやすくなり、ユーザーの関心を高めることができます。
漢字が連続してしまうと文章が読みづらくなってしまいます。また、「内容が難しそう」といった印象を与えてしまうので、ひらがなやカタカナを挟むなどして漢字が連続しないように注意してみてください。5文字以上の漢字が連続したら文章やタイトルを見直しましょう。
記事LPで成果を出すためには、5つのコツを抑えておくことが大切です。
日頃から、さまざまな情報にアンテナを張っておくといいでしょう。
例えば、ジャンルを問わずメディアサイトの記事を読む、街中で気になるキャッチコピーや広告があったら写真に収めるなどしてみてください。アイデアの引き出しが広がります。
「〇〇と言われています。」と記載するだけではなく、統計データを用いるなどして根拠も一緒に載せましょう。信憑性の高い情報と認識され、ユーザーからの信頼度が上がります。
ユーザーのレビューや口コミをチェックすることで、より具体的な二ーズを把握できます。一例ではありますが、以下に挙げたツールを活用してみるといいでしょう。実体験を載せるのもオススメです。
•Yahoo!知恵袋
•Googleサジェスト
•amazonや楽天などのレビュー
見出しや文章だけでなく、アイキャッチ画像もこだわることで反応率を上げることができます。例えば、下記のことに注意してみてください。より高い反応率となるでしょう。
•目を惹く画像
•記事の内容に関連しているもの
•カラーを決めたり文字を入れるなどして独自性を出す
記事LPは、ユーザーに共感するコンテンツを作成し行動喚起させることが最大の目的です。何より商品やサービスに関する情報が少ないため、購入・利用させるところまで導くのは難しいでしょう。
LPを挟み、商品やサービスの魅力をアピールすれば、記事LPで満せなかったユーザーの「購入したい」という意欲を上げることができるのです。
一回でCVの高い記事LPができるとは限りません。反応がよくなかった場合は、ブラッシュアップをして改善を繰り返してみてください。続けていくことで、自然と反応のいい記事LPが作成できるようになります。
ここまでご覧いただき、「記事LPについてもっと奥深くまで知りたい!」と思った方もいるのではないでしょうか?
冒頭でも述べましたが、そのような方のために記事LP完全ガイドブックを作成いたしました!
本記事では紹介しきれなかった記事LPのノウハウを、こちらで全て網羅しています!
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