士業
2024.11.29 (更新日:2024.11.29)
「社労士が営業するにはどのような方法があるのか知りたい」
「どうやって顧客を増やせばいいのかわからない」
社労士にとって、営業活動は業務拡大や安定した収益を得るために欠かせません。
この記事では、下記内容に沿って、営業が苦手な社労士が営業をするときに必要な情報をまとめています。
・社労士が実践すべき営業方法
・営業が苦手な社労士が営業活動を行う際のポイント
・営業するときの注意点
社労士の集客方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
社労士におすすめな集客方法とは?集客のポイントや注意点を解説
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社労士が顧客を増やし安定した収益を得るには、営業活動が欠かせません。ここでは、社労士が取り入れるべき営業方法を8つご紹介します。
既存顧客に対して紹介をお願いすることで、新規顧客が増えやすくなります。また、税理士や弁護士など他の士業と提携し、お互いに紹介し合うことも良いでしょう。
さらに、SNSを活用し、オンラインで認知度を拡大するのも効果的です。紹介に対して感謝の気持ちを伝え、特典をつけて紹介を促す方法もあります。
事前のアポイントなしに企業に直接訪問し、社労士としてできるサービスの提案、営業をしていく飛び込み営業も一つの方法です。
飛び込み営業のポイントは、ターゲットとなる企業を絞り、事前にその企業が抱える可能性のある課題についてリサーチをすることです。準備ができていれば、訪問時、すぐに相手に有益な情報や具体的な提案をすることができます。
また、飛び込み営業では、第一印象が重要です。訪問時には相手の時間を尊重し、手短に自分のサービスを紹介することが求められます。強みや他社と異なるポイントを明確に伝え、信頼を得ることが契約につながります。
飛び込み営業のメリットは、直接的に顔を合わせることで、相手との関係を早期に構築できる点です。
社労士が取り入れるべき営業方法の一つに、ホームページを活用することがあります。ホームページは、インターネットを通じて潜在顧客にアプローチできます。
まず、社労士としての専門性やサービスを分かりやすく伝え、Web上で上位表示されるようにすることが大切です。
また、問い合わせフォームや無料相談の案内を載せることで、訪問者からのコンタクトを促しやすくなります。ホームページを上手に活用することで、効率的に新規顧客を獲得できる可能性が高まります。
SNSは広範囲にリーチできるため、潜在顧客に向けて自分の専門性をアピールするのに効果的です。
例えば、Twitterで最新の労働法改正や企業向けのアドバイス、よくある人事・労務の問題に関することを投稿することができます。InstagramやYouTubeなどのビジュアルに強いSNSでは、短い動画で働き方改革や就業規則の重要性などを伝えるのも効果的です。
SNSで定期的に情報を発信し続けることで専門家としての信頼を築き、フォロワーやターゲット層との関係を深めることができます。
ブログやコラムは、長文で詳しく説明できるため、専門知識をしっかりと伝え、信頼関係を築くきっかけになります。
例えば、労働法や社会保険、企業の人事制度などに関する具体的な事例やアドバイスを定期的に投稿することで、企業経営者や人事担当者などの読者に向けて有益な情報を提供できます。
ブログを通じて社労士としての専門性を伝えることで、信頼性や専門性を感じてもらうことができるでしょう。また、ブログ記事に「無料相談」や「問い合わせ」などを盛り込むことで、営業効果を高めることもできます。
異業種交流会では、さまざまな業界の経営者やビジネスパーソンと直接交流できます。
他業界の人々と話すことができるため、社労士としてのサービスの価値を伝え、相手が抱える課題や悩みを理解できます。例えば、労務管理や社会保険の問題、労働法の改正に関する相談など、相手のニーズに応じて解決策を提供することで信頼を得られるでしょう。
また、参加すると自身のネットワークを広げられるので、紹介や新たな顧客獲得につながる場合もあります。交流会の中でビジネスパートナーを見つけたり、顧客の紹介を受けたりすることもあるため、認知度を高めることにもつながるでしょう。
メール、FAX、電話を上手に活用することで、潜在顧客との接点を増やせます。
メールを活用する場合、定期的に有益な情報や業界ニュースを送ることが有効です。例えば、労働法改正や社会保険に関する最新情報、人事・労務管理のアドバイスなどをニュースレターで送ることで、顧客の関心を引き、信頼を築けます。
FAXはターゲットとなる企業や個人に対してお知らせを送ると、認知度を高めることができます。特に、緊急性が高く期限がある情報を伝えたい時に有効です。
電話は、直接的に顧客とコミュニケーションを取ることができます。新規顧客へのアプローチや既存顧客へのフォローを電話で行うことで、信頼関係をより深められるでしょう。電話を使って相手の悩みや要望を聞き出し、定期的な連絡やフォローも安心感を与えるため、関係性を強めるきっかけになります。
セミナーを開催することは、社労士が専門知識を活用し集客を行うために有効な方法です。セミナーは、ターゲットとなる企業や個人に直接アプローチできる機会になり、信頼関係を築けるきっかけになります。
セミナーのテーマは顧客が抱える悩みや関心事に焦点を当て、実務的な解決策を提供できる内容にすることがポイントです。例えば、労務管理、就業規則の作成方法、社会保険の改正についてなど、社労士としての専門知識を活かしたテーマを選ぶと良いでしょう。ターゲットとなる企業や業界に合わせて、セミナー内容を変えることが重要です。
また、オンラインでセミナーを開催することで、全国にアプローチできます。自宅やオフィスから参加できるため参加ハードルが低く、集客がしやすくなります。また、対面セミナーも、人と人との直接的なつながりを強化できるため、信頼感を得やすいでしょう。
セミナー後には、参加者との個別のフォローを行い、具体的なニーズに応じた提案をすることが大切です。例えば、セミナーの内容に関するフォローや顧問契約の提案を行うことで、業務の拡大に繋がります。
営業が苦手な社労士が営業活動を行う際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが成功へのカギとなります。ここからは、営業が苦手な社労士が営業するときのポイントについて詳しく解説します。
社労士は、企業や個人の労務や人事に関する専門家で、顧客の悩みを解決する立場です。そのため、営業活動でも、相手が抱える課題や悩みに対して、どのようにサポートできるかを考えることが求められます。
まず、相手が抱える問題やニーズを把握することが大切です。例えば、労働法や社会保険に関する不安、労務トラブルの予防、経営の効率化など、問題は様々です。営業活動では、悩みに対してどう解決できるかを提案することで、信頼感を築くことができます。
「売る」ことを意識すると、どうしても相手にプレッシャーを与えてしまうことになります。しかし「サポートする」という意識で接すれば、相手が求めている情報やアドバイスを自然に提供できるようになるでしょう。
サポートを意識することは、単に営業活動に留まらず、長期的な信頼関係を築くためにも重要です。売り込みは一時的な関係に終わりがちですが、サポートをし続けることで、相手は安心して頼ることができ、長期的に顧問契約を続けてくれる可能性が高まるでしょう。
社労士が営業する際に、最初に行うべきことは顧客のニーズをしっかりと把握することです。一方的に提案するのではなく、顧客が本当に求めていることは何かを、聞き出すことが重要です。
特に社労士の場合、労務や法務に関する複雑な問題がある企業が多いため、どのような状況にあるのか、何に困っているのかをきちんと理解した上で、必要なサポートを提案することが求められます。
逆に、一方的な提案だけでは、相手のニーズに合わない提案になってしまう可能性が高くなるため注意が必要です。ヒアリングを通じて信頼関係を深めることが、最終的には成約に繋がります。
社労士が営業する際には、価格が高いか安いかだけではなく、自分のサービスが顧客にとってどれほど有益かを伝えることが求められます。
例えば、社労士の仕事は、企業の労働環境を整えることや、法的な問題を未然に防ぐことにあります。これにより、企業はトラブルを防ぎ、円滑な運営を実現できるのです。例えば、労務トラブルや過剰な残業問題を未然に防げることで、企業は訴訟費用や損失を回避でき、結果的に大きな利益を得られます。このような価値を具体的に伝えることで、顧客は価値を感じやすくなるでしょう。
価格競争に陥らないためには、サービスの質を前面に押し出し、顧客にとっての価値をしっかりと伝えることがポイントです。
営業活動の仕方によっては逆効果となり、顧客との関係が悪化する恐れもあります。ここでは、社労士が営業活動を行う際に注意すべきポイントを解説します。
自信を持って話すことは、安心感と信頼を与えるために重要です。自信を持つことで、相手に対してプロフェッショナルな印象を与え、信頼関係の構築に繋がります。
顧客は不安を抱えている場合が多いため、社労士が自信を持って話すことで「この人なら信頼できる」と思ってもらいやすい効果があります。逆に、知識が不十分だったり、自分に自信がなかったりすると、相手は不安を感じてしまうでしょう。
相手の話に耳を傾け、丁寧にヒアリングを行い、その上で自信を持って解決策を提案する姿勢が大切です。
相手に伝える際に、専門用語ばかりを使ってしまうと、相手が理解できずに混乱を招くことがあります。難しい言葉が多いと、伝えたい内容が正確に伝わらなくなる可能性があるため注意が必要です。
例えば、「労災保険」や「健康保険の適用除外」などの専門用語をそのまま使うのではなく、簡単な言葉で説明することが大切です。
相手が理解しやすい言葉を選ぶことで専門的な内容を理解しやすくなり、どう対応すれば良いのかが明確になるでしょう。
強引な売り込みは、相手に不快感を与え、逆効果になることが多いです。営業の目的は、自分のサービスを理解してもらい、納得してもらうことです。そのため、売り込みに焦点を当てるのではなく、相手のニーズをしっかりと理解し、そのニーズに合った提案をすることが大切です。
例えば、相手がまだ決めていない段階で、しつこく契約を迫るようなことをすると、信頼を失いかねません。営業活動では、相手の話を十分に聞いた上で提案をすることが基本です。相手が求めているものを理解し、解決策として自分のサービスを提案することで、自然と納得しやすくなるでしょう。
営業は、相手にとってのメリットを強調し、どのように役立つのかを説明することが重要です。自分のサービスがどう貢献できるかを話すことで、相手にとって有益であることを伝えることができます。
社労士の営業活動は、単なるサービスの提供ではなく、顧客一人ひとりのニーズに合わせたサポートを提供することが成功のポイントです。紹介や飛び込み営業、そしてホームページやSNSを活用することで、顧客との信頼関係を深め、業務の拡大を目指せます。
営業を効果的に実践するためには、専門的なアプローチが必要です。WEBマーケティングに強みを持つWonderSpaceでは、社労士のために特化した集客手法や広告戦略を提供しています。業務をさらに成長させるために、どんな方法が最適かを見極め、具体的なアドバイスを行います。さらに、無料相談を実施しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
社労士の集客方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。