LP（ランディングページ）を作成するとWebからでも集客できると聞いたけど、具体的なメリットやLPに必要な情報をご存じない方も多いのではないでしょうか。

現代はビジネス環境だけでなく、社会全体でデジタル化が進んでいます。
そのため、弁護士・法律事務所はWebで効果的LP（ランディングページ）の作成が欠かせません。

この記事では、以下の内容に沿って弁護士・法律事務所のLPについて解説します。

・弁護士・法律事務所におけるLPのメリット
・弁護士・法律事務所のLPに必要な情報13選
・LP制作後に実施すべきWebマーケティング手法

弁護士で集客にお困りの方は、こちらの記事を参考にしてください。
「弁護士の集客方法は？効果的なWebマーケティングを解説」

１、 LPとは？

LP（ランディングページ）とは、検索結果や広告を通じてユーザーが最初に訪れるウェブページのことを指します。

一般的にLPと言う場合、ユーザーのアクションを誘導するために特化した縦長のレイアウトを持つページを指すことが多いです。

また、LPは、以下のように、ユーザーを具体的なアクションに導いてくれます。

・商品の注文
・イベント予約
・無料体験の申込み
・求人募集への申込みなど

LPは、検索結果やリスティング広告、SNSなどのユーザーをターゲットに、売上げアップや見込み客の発掘、人材の獲得のサポートをしてくれるでしょう。

２、弁護士・法律事務所におけるLPのメリット

ここでは、以下の内容に従って弁護士・法律事務所におけるLPのメリットについて解説します。

・Webからの法律相談件数の増加が期待できる
・Webを通してユーザーに事業内容を伝えられる
・専門性の高いLPを作成することで取りこぼしが減る

（１）Webからの法律相談件数の増加が期待できる

弁護士・法律事務所にとって、LP（ランディングページ）は、Web経由での法律相談件数を増やす効果的な手段です。

ユーザーが直面している法的問題やニーズを的確に捉え、専門的な法律サービスへとスムーズに誘導するLPの設計は、事務所のデジタル戦略において不可欠な要素となります。

このアプローチにより、訪問者は自らの問題に対する解決策を弁護士・法律事務所に求めるようになり、結果として法律相談の件数が増加することが期待されます。

（２）Webを通してユーザーに事業内容を伝えられる

LP（ランディングページ）を通じて、弁護士・法律事務所は自社の事業内容をユーザーに対して効果的に伝えることができます。

LPのデザインとコンテンツは、次項をアピールするのに重要な要素です。

・事務所の専門性
・提供するサービス
・事務所の独自の価値・提案

この方法により、ユーザーは事務所の特長や強みを簡潔かつ迅速に理解できます。
そのため、より関連性の高いクライアントからの問い合わせが期待できます。

（３）専門性の高いLPを作成することで取りこぼしが減る

弁護士・法律事務所が専門性を際立たせたLP（ランディングページ）を制作することは、潜在顧客の獲得において非常に有効です。

特に、以下の2点が大切になります。

・申し込みのハードルを下げる
・分野を分ける

申し込みのハードルは、「初回無料相談」のような、金銭的な障壁を取り除くことです。金銭的な障壁を取り除くことで電話相談のような、ユーザーの具体的なアクションに繋げることができます。

また、分野を分ける際は、他の記事も見てもらえるようにリンクを貼るのではなく、LPの中で情報を完結させることが大切です。

このようなLPは、事務所が扱う特定の法律領域やサービスに特化した情報を簡潔に伝えることができます。

結果として、適切な顧客層を惹きつけ、事務所のサービスに関心を持つ潜在顧客の取りこぼしを減らすことができます。

３、弁護士・法律事務所のLPの効果を高めるポイント13選

弁護士・法律事務所のLPに必要な情報は13種類あります。
ここでは、弁護士・法律事務所のLPに必要な情報について詳しく解説します。

以下の情報をLPに記載することで効果的なLPを作成することができるでしょう。

（１）テーマは1つに絞る

LP（ランディングページ）を作成する際には、そのテーマを1つに絞ることが極めて重要です。

このアプローチにより、メッセージの明確性が保たれ、ユーザーに対して簡潔かつ強力な印象を与えることができます。

基本的に情報はLPで完結させたいので、別のテーマに関するURLは記載するようにしましょう。

特に弁護士・法律事務所のLPでは、特定の法的サービスや専門分野に焦点を当てることで、関連性の高い潜在顧客の関心を引き、効果的にコンバージョンに導くことが期待されます。

（２）ファーストビューでLPの概要が分かる状態にする

LP（ランディングページ）におけるファーストビューは、ユーザーの最初の印象を決定づける重要な要素です。

ファーストビューでLPの概要を明確に伝えることで、ユーザーの関心を引き付けることができ、ページの残りの部分にも目を通してもらえるようになるでしょう。

また、ファーストビューにCTAを用意することも大切です。理由は、緊急性が高いと感じているユーザーの場合、他社や他サービスとは比較せずに、一番上を選ぶ確率が高いからです。

ファーストビューに事務所の専門性や主要なサービスを簡潔に提示することで、ユーザーからの信頼を得やすくなり、CTAボタンを用意することでコンバージョンしやすくなるでしょう。

（３）弁護士のプロフィール（写真や実績など）を掲載する

LP（ランディングページ）での弁護士のプロフィール掲載は、事務所の信頼性と専門性を強化する上で不可欠です。

プロフィールには、以下の項目を記載すると良いでしょう。
・弁護士の写真
・資格
・経歴
・専門分野
・代表的な実績や成功例など

これにより、ユーザーは事務所とその弁護士に対して、専門性や信頼性に基づいた明確な印象を持つことができるので、事務所選びの決定において重要な役割を果たします。

（４）具体的な費用を掲載する

LP（ランディングページ）において具体的な費用の掲載は、ユーザーへの透明性と信頼性を示す重要な要素です。

弁護士・法律事務所が提供するサービスに関する明確な価格表示は、潜在顧客がサービスの価値を理解し、予算内での決定を行うのに役立ちます。

透明性のあるアプローチをすることで、顧客の不安を軽減し、法律事務所への信頼を築くことができます。

（５）依頼の流れを掲載する

LP（ランディングページ）での依頼の流れの掲載は、潜在顧客がサービスを利用する過程を明確に理解するのに役立ちます。

弁護士・法律事務所においては、相談から依頼、ケースの解決に至るまでのステップを記載することで、顧客が何を期待できるかを事前に知ることができます。

依頼の流れを記載することで、ユーザーは自分が依頼するときの具体的なイメージをすることができるでしょう。

（６）法律事務所で解決できる問題を掲載する

LP（ランディングページ）に法律事務所で解決可能な法的問題を掲載することは、潜在顧客の期待を具体化する上で非常に効果的です。

このセクションでは、以下のような項目を記載し、ユーザーに対して事務所がどのような法的問題に対応できるのかを明確に示します。

・事務所が扱う事案の種類
・成功事例
・解決策の提供など

これにより、潜在顧客は自身の問題が解決可能であると感じ、具体的な相談や依頼へと動機付けられます。

（７）専門的な知識や情報を説明する

LP（ランディングページ）で専門的な知識や情報を明確に説明することは、顧客に対して事務所の専門性を伝える重要な手段です。

法律に関する専門的な知識や法的プロセスの説明、特定の法域に関する詳細情報などを提供することで、ユーザーに対して自社の専門性を伝えることができます。

これにより、クライアントは事務所が提供するサービスの質と専門性を理解することができるでしょう。

（８）法律事務所が選ばれる理由を紹介する

LP（ランディングページ）で「法律事務所が選ばれる理由」を記載することで、潜在顧客に事務所を選ぶ際の決定要因を提供することができます。

ここでは、次項のような内容を記載すると良いでしょう。

・事務所の特長
・過去の成功事例
・クライアントからの推薦や評価
・提供する独自のサービスやアプローチなど

この情報は、ユーザーに対して事務所の信頼性と優位性を示すとともに、他の事務所との差別化要因を明確にすることが可能です。

（９）ユーザーの声を詳細な情報と共に掲載する

LP（ランディングページ）で顧客の声を詳細な情報と共に掲載することは、事務所の信頼性とサービスの実効性を示す強力な手段です。

ここでは、事務所のサービスを利用した顧客の具体的な体験談、成功事例、感想などを紹介します。
実際の顧客の声は、新たなユーザーに対して、事務所のサービスがもたらす具体的な成果と満足度を実感させることができます。

（１０）コンバージョンコンテンツを掲載する

LP（ランディングページ）におけるコンバージョンコンテンツの掲載は、ユーザーを具体的な行動に導くために極めて重要です。

以下のようなコンテンツを含めることで、ユーザーが積極的にアクションを起こす可能性が高まるでしょう。

・相談予約のフォーム
・資料請求のオプション
・ニュースレター登録など

また、「無料相談」「キャンペーン」などを文章中に入れるのも効果的です。

これらの要素は、ユーザーの関心を具体的な行動に変えることができるため、クライアントの増加に役立てることができるでしょう。

（１１）よくある質問を掲載する

LP（ランディングページ）に「よくある質問（FAQ）」セクションを設けることは、ユーザーが抱える疑問や懸念を事前に解消するのに役立ちます。

よくある質問では、以下のような回答を用意すると良いでしょう。

・弁護士事務所のサービスに関連する一般的な疑問
・手続きの流れ
・費用体系
・サービスの特徴など

これにより、ユーザーは事務所との相談前に情報を得ることができ、より確信を持って問い合わせや依頼を行うことが期待されます。

（１２）リンク数（CTAボタン以外）

弁護士や法律事務所のLP（ランディングページ）では、リンク数を最小限に抑えることが重要です。

リンクが多いと、ユーザーがサイト内を回遊しすぎてしまい、最終的な目的である問い合わせやサービスの利用に至りにくくなる可能性があります。

しかし、得リンクが挿入されているCTAボタンは、適材適所で設置しましょう。
CTAボタンにリンクがないとコンバージョンするポイントがなくなるので注意が必要です。

LPの目的は、ユーザーに特定のアクションを促すことです。
不必要なリンクは避け、必要最低限のリンクに絞ることで、コンバージョン率の向上を図ることができます。

（１３）デザイン

弁護士や法律事務所のランディングページ（LP）では、デザイン性が非常に重要です。
約80%のユーザーがデザインによって、そのWebページに良い印象を持つとされています。
そのため、デザインが直接コンバージョン率に大きな影響を与えることがわかります。

効果的なLPデザインには、次項の理解が必要です。

・目的の明確化
・ターゲット（ペルソナ）の設定
・商材の理解

また、ユーザーインターフェース（UI）の観点も重要で、デザイン性とユーザビリティのバランスを取ることが求められます。

弁護士や法律事務所のLPは、権威性や信頼性が感じられるデザインにすることで、より多くのユーザーに興味を持ってもらうことができます。

４、LP制作後に実施すべきWebマーケティング手法

LPを制作することでWebからの集客人数の増加が見込めますが、限界があります。
しかし、LPの制作後にリスティング広告やディスプレイ広告を回すことで、LPの効果を最大化させることができるでしょう。

ここでは、LP制作後に重要なリスティング広告やディスプレイ広告について詳しく解説します。

（１）リスティング広告

リスティング広告は、LP（ランディングページ）への関連性の高いトラフィックを導くための強力なツールです。

リスティング広告に注力することで制作したLPへの流入を増やすことができます。
ターゲットや広告のデザイン、キャッチコピーなど、ターゲットの心に響くような広告を掲載することが大切です。

また、ユーザーのニーズによって広告内容や遷移先を変更するという戦略も重要です。
例えば、ユーザーが「どこかへ行きたい・何かをしたい」と思ってキーワードを検索した場合、LPに遷移させることでコンバージョン数を増やすことができます。一方、ユーザーが「何かを知りたい」と思ってキーワードを検索した場合、コラムに遷移させることでコンバージョン数の増加が見込めます。

検索キーワードに基づく精緻な広告戦略は、事務所のサービスと関連する潜在顧客を結びつけ、LPのコンバージョン率を高める上で重要な役割を担います。

（２）ディスプレイ広告

ディスプレイ広告を用いて、特定のウェブサイトやソーシャルメディア上でLP（ランディングページ）を紹介することで、ブランド認知度を高め、新たな顧客層にリーチすることができます。

また、ディスプレイ広告の内容に「簡易的な診断項目」を記載することで、成果が上がった事例があります。例えば、債務整理のディスプレイ広告に「借金100万円が減額されるかもしれません」という内容を記載したとします。そうすることで、ユーザーはより詳しい内容を知りたくなるのでコンバージョンしやすくなります。

このように、ディスプレイ広告を活用することで、特定のターゲティングにリーチすることができ、LPの効果を最大化してくれます。

５、弁護士・法律事務所LPの事例2選

ここでは、「３、弁護士・法律事務所のLPに必要な情報11選」で記載した内容を踏まえて、効果的なLPを制作している弁護士事務所の事例5社を紹介します。

ぜひ、自社のLPを制作する際の参考にしてみてください。

（１）ベリーベスト法律事務所

引用：ベリーベスト法律事務所

ベリーベスト法律事務所のB型肝炎に関するLPを参考にします。

ベリーベスト法律事務所では記事LPを導入することにより以下のような成果を生み出しました。

（２）弁護士法人 琉球法律事務所

引用：弁護士法人 琉球法律事務所

弁護士法人 琉球法律事務所の相続に関するLPを参考にします。

６、弁護士・法律事務所のLP制作ならWonderspaceがおすすめ

株式会社Wonderspaceは、成功している記事LPの共通点を6つ見出しています。

具体的には以下の通りです。

・ユーザーの未来の姿を具体的に示す
・画像やGIF画像、漫画を適宜挿入する
・商材のイメージカラーに合わせて、文字カラーを配色する
・数値やグラフを用いて信頼性を高める
・ユーザー目線で、ユーザーの悩みを深堀りする
・CTAボタンを色や大きさで目立たせる

そのため、株式会社Wonderspaceの記事LP制作サービスは、広告感の薄い自然なコンテンツを提供し、読者が製品やサービスに自然に興味を持つよう工夫されています。

例えば「ベリーベスト法律事務所」の記事LPでは、読者に必要な情報を提供して、行動喚起を促したことにより、リスティング広告と比較してお問い合わせ単価（CPA）が1/4の価格で獲得できるようになりました。

また、株式会社Wonderspaceでは、遷移先のリンク数を最小限に抑えるだけでなく、デザイン性にも拘ってLPを制作することができます。

株式会社WonderspaceにLP制作を依頼することで、ユーザーの関心を引き、ビジネス成果を最大化することが期待できるでしょう。

記事LPの成功事例について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「記事LPの成功事例を紹介｜参考になる成功事例と5つの型を紹介」

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８、まとめ

この記事では、弁護士・法律事務所がLP（ランディングページ）を最大限に活用するための情報を記載しました。

LPは、事務所の専門性を際立たせ、潜在クライアントに信頼感を与えるための重要なツールです。

適切に構成されたLPは、法律サービスの価値を明確に伝え、新規クライアントの獲得に大きく貢献します。

弁護士の皆様、効果的なLPを通じて、事務所の成功をさらに前進させましょう。