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2018.10.3 (更新日:2023.5.31)
こんにちは。
突然ですが、みなさん広告出稿されていますか?
出稿時にはいくらくらいで獲得できればいいな(想定CPA)といった希望をお持ちのはず。
でも、初月から黒字にする難しさはみなさんが経験した通りです。
しかし、インフィード広告を上手に使えれば、いきなり成果を出すことも実は難しいことではないのです。
今回はインフィード広告について説明させていただきます。
インフィード広告とは、ニュースアプリやSNSのタイムラインの間にはさまれるようにして表示される広告をさします。
ニュースアプリ・SNSなどを日常的に使っている人であれば、インフィード広告は毎日のように見ていることでしょう。モバイル広告市場では、特に熱い注目を集めている広告の種類です。
インフフィード広告とよく並び称され比較されるのがネイティブ広告です。ここではインフィード広告とネイティブ広告の違いについて解説します。
まずネイティブ広告とはインフィード広告と異なり、具体的な広告の種類を示す言葉ではありません。コンテンツの中に自然に溶け込ませて、ユーザーに「広告らしさ」を感じさせない広告全般をあらわす概念のことです。
ホームページのトップなど目立つところに表示されるバナー広告については、それが広告であることが明らかにわかるのでストレスに感じる人もいるでしょう。
けれどネイティブ広告はあたかもコンテンツの一部のようにふるまって表示されているため、ユーザーのストレスになりにくいのが特徴です。
ページのトップ(ヘッダー)やサイドメニューなどに表示されるバナー広告は、コンテンツの外に分けて表示され目立つようになっています。
たいしてインフィード広告はコンテンツの間に表示され、訪問者からみるとコンテンツの一部のようにみえます。
言い換えるとインフィード広告は、「コンテンツに溶け込ませ広告らしさを感じさせない」「あたかもコンテンツの一部のようにふるまう」というネイティブ広告の概念に合致した広告の種類なのです。ネイティブ広告を実践したいと考えたときに、インフィード広告は検討したい広告の種類の1つといえます。
インフィード広告の概要についてはつかめたのではないでしょうか。次にインフィード広告を利用するメリット・デメリットについて解説します。
まずはメリットから解説しましょう。
メリットとしてあげられるのは以下3点です。
1つずつ簡単に解説します。
コンテンツの内部に表示されるためユーザーの目に入りやすい上、ユーザーの興味をつなげるような1つのコンテンツのように認識されるため、ユーザーの関心をそぐことなく自然な流入を見込むことができます。
通常のバナー広告と比べると、はるかに高いクリック率を記録することもあります。
例えば毎日膨大なアクセスを集めるような有名サイトのトップページへ広告を出稿すると数百万円を超える費用が必要となる場合があります。
一方、インフィード広告なら1クリックあたり数十円~100円ですむことが多いです。
全ての場合で広告費を下げられるわけではありませんが、インフィード広告ならこのように大幅な費用削減を実現できることもあります。
他に例えばGoogleやYahoo!などの検索結果に表示させる検索広告でも、商材によってはクリック単価が高額になってしまうことがあります。その場合でも、インフィード広告なら広告費を削減できる可能性があるのです。
費用を節約したいときにも、インフィード広告は検討したい広告の種類の1つと言えます。
インフィード広告での遷移先として、相性がよいのが記事ランディングページです。
記事ランディングページとはその名の通り1つのウェブ記事のようなランディングページをさし、商品やサービスの購入を前面に押し出しているような一般的なランディングページとは一線を画します。
インフィード広告をクリックする際のユーザーは、自分の知りたい情報がまとめられているコンテンツを読みたいという心情でいます。
そのためリンク先のランディングページも、そのユーザーの心情に即した記事ランディングページが適しているわけです。
そうして記事ランディングページのメリットとして、ユーザーが購入の前にその商品やサービスを買う価値があるか調べる購入プロセスを省略できることがあげられます。
一般的なサービス紹介のページでは、ユーザーはより深くそのサービス・商品のことを知ろうとして、SNSで口コミを調べたり他の商品・サービスと比較したりするため、いったんページを離脱してしまう可能性があります。
その点、記事ランディングページではその商品・サービスを購入するとよい理由がくわしく書かれているので、ユーザーがその内容に納得してページを離脱せずにそのまま購入してくれるわけです。「ふ~ん、この商品ってこういうメリットがあるのか。それじゃ買おうかな」といった風に、スムーズに購入へつなげられる可能性があります。
次にインフィード広告のデメリットについて解説します。具体的には以下の2つがあげられます。
1つずつ解説します。
インフィード広告のメリットとして、広告をコンテンツの一部のように自然に違和感なく見てくれる点が挙げられることは説明した通りです。
そして広告をクリックした先のランディングページについては、上述したとおり1つの読み物のような記事ランディングページが適しています。
ユーザーが違和感なく見てくれる、というのはメリットでもありますが、同時にユーザーの知りたいという欲求を満たせる記事づくりが必要となります。
また広告を広告だとユーザーに認識させないようなページを作るためには、それなりに高い技術が必要です。
逆にリンク先が広告であることが明らかなページであると、ユーザーの心情からすると騙されたような気分になってしまいます。
結果、ネガティブな感情でリンク先のページをみることになるため、広告されている商品・サービスや販売元の会社にたいしてマイナスのイメージを持つことになります。
インフィード広告を行う場合は、この最悪なシナリオを避けるためにも、広告作りに十分気を使わなくてはなりません。
①で書いたことにもつながりますが、裏を返せばインフィード広告は通常のランディングページとは相性が悪いことになります。
一般的なランディングページであれば、商品やサービス購入のためのボタンが分かりやすい場所に表示されるなど、ダイレクトに購入に導くことが可能です。
商品・サービスの購入に直接つながるようなPR情報を詰め込むこともできます。結果的に、それが売り上げにつながりやすくなることもありえます。
たいしてインフィード広告では、ユーザーが知りたい情報を掲載することがメインなので、一般的なランディングページのような作りにすることができません。
言い換えると、よくある一般的なランディングページのメリットが活かせないわけです。
このことから、場合によって記事ランディングページと相性のよいインフィード広告ではなく、バナー広告から通常のランディングページに導いた方が良いこともあります。
次にインフィード広告で高い成果を上げるための効果的な使い方を解説します。
上で説明したように、インフィード広告には記事ランディングページがあっています。そして記事ランディングページを作成する際のコツは、ユーザーの視点に立ってページを作成することです。
ユーザーは、何がしかの情報を知りたくてインフィード広告からランディングページへ訪れます。そのユーザーの欲求を満たせるように、ユーザーの視点で「何を知りたいのか」「何を読みたいのか」イメージしながらコンテンツを作成します。
社内で記事ランディングページを作成しようとすると、どうしても商品の宣伝色が強くなってしまうかもしれません。
しかしユーザーは広告のつもりでそのページを読むわけではないので、広告であることが明白な構成は避けるべきです。繰り返しになりますが、そのようなページではユーザーは、商品やサービス、販売元に対してネガティブな印象をもってしまいます。
そのような事態をさけるためにも、第三者の意見を参考にしたり、場合によってはコンテンツ作成の高度な技術を備えたプロに任せたりするのも良いかもしれませんね。
一般的な検索広告のように、明らかに広告と分かるテキストを用いて、商品・サービスの宣伝であることが明らかな、一般的なクロージング用のランディングページへのリンクとする手法です。
記事ランディングページを推奨してきた今までの方向性とは異なりますが、検索広告のように明示的な広告への誘導をインフィード広告という枠で実践できるメリットがあります。
宣伝色が強くなることになりますが、商品を認知しているユーザーが多いと想定される配信先を選ぶことにより、高い成果をあげられる場合があります。インフィード広告の応用的な方法といえるでしょう。
本来インフィード広告に適した記事ランディングページを作る手間がない場合にも適した方法と言えます。
ここでは、インフィード広告の出稿先としておすすめの会社を3つ紹介します。簡単に特徴も解説しますので参考にしてください。
国内最大級のポータルサイト「Yahoo!Japan」のスマートフォン版をはじめ、以下のページに広告掲載ができる出向先です。
スマートフォン版のYahoo!など多くのユーザーが利用する箇所に広告を掲載できるため高い効果を見込めます。
年齢や性別をはじめYahoo!での検索履歴などをもとにした配信先のターゲティングも可能です。なお広告が配信されるのはスマートフォン版なので、スマートフォン・タブレットでのみ表示される点には注意しましょう。PCにインフィード広告は配信されません。
アイモバイル(i-mobile)はマルチデバイス対応で国内最大級のアドネットワークです。十数万のメディアに広告掲載が可能で、そのインプレッション数(広告が表示される回数)は月間935億(2015年10月時点)と他社を圧倒しています。配信先のユーザーを絞り込むためのターゲティングのメニューも豊富に用意されています。
国内トップのアクティブユーザー数を誇るニュースアプリ「SmartNews」をはじめとしたアドネットワークで、インフィード広告の配信を行うことができます。
SmartNewsの利用ユーザー数は、企業や家庭で大きな責任を担う20~50代が多く、約半数のユーザーが日本の平均年収を超えています。
このような対象に広告をしたいときには、特に適した媒体といえるでしょう。なおYahoo!同様に、こちらも配信先がスマートフォン・タブレットに限定されるので注意してください。
インフィード広告は従来の検索広告などと比較して高い成果を期待でき、広告費用を節約できる可能性がある今注目の広告形式です。
ただし、リンク先は広告色をおさえユーザーの知りたいというニーズを満たす記事ランディングページが適しているなど、検索広告などと比較して知っておくべき特徴の違いもあります。
この記事で紹介したインプレッションの特徴やメリット・デメリットをおさえて、インフィード広告で目標とする成果を上げていただければ幸いです。