そこで「不動産投資の教科書」では、2023年に不動産の融資金利や日経平均株価、ドル円相場がどのように推移すると予想しているかについて、公式LINEに登録している方を対象にアンケートを実施しました。アンケート結果を、回答理由もあわせてご紹介します。
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調査結果
Q1、2023年、不動産の融資金利はどうなるとお考えですか?
最も多かった回答が「上がる(49%)」、以降「変わらない(41.2%)」、「下がる(9.8%)」と続く結果になりました。
回答理由(自由回答)
【上がると思う理由】
・世界の金利と近づくから
・世界的に上昇しているのに加え、日銀総裁が来年変わるので方針が変わると期待している
・国債金利が上がっているため
【変わらないと思う理由】
・政策金利は据え置くと思うため
・日銀の政策金利は、世界で唯一利上げしていない
・総裁の変更後も、急激な金利政策変更ないと推測するため
・国の借金や社会状況を鑑みて
・現状の日本の経済状況が良い状態でないことは自明で、当面は金利の変更はないと考えているから
・長期金利は上がるが変動金利はしばらく上がらないと思うため
【下がると思う理由】
・物価高になるにつれて高金利をつける余裕がなくなる
Q2、現在の日経平均株価をどのように考えていますか?
最も多かった回答は「適当な水準(47.1%)」、以降「低すぎる(29.4%)」、「高すぎる(23.5%)」と続く結果になりました。
Q3、2023年、日経平均株価はどうなるとお考えですか?
最も多かった回答は「20,000円台後半で推移(42.9%)」、以降「30,000円台になる(31.4%)」、「20,000円台前半で推移(20%)」、「10,000円台になる(2.9%)」、「その他(2.9%)」と続く結果になりました。
回答理由(自由回答)
【20,000円台後半で推移すると思う理由】
・アメリカの金利上昇が高止まりして、割安な日本に資金が流れると考えられる
・2023年は大幅には変わらないが、法人税の増税、円安の一服感など下落の可能性を感じる
・物価上昇に賃金が追いつかず、国内の景気が依然回復しないため
【30,000円台になると思う理由】
・コロナから脱却して上がる
・アメリカの調子を受け、一旦は金融資産に資金がかなり流入するタイミングは少なからずあるかと
・コロナ禍で減少した観光の復活、電気自動車の市場活性化
【20,000円台前半で推移すると思う理由】
・逆業績相場、景気後退の懸念大
・インフレ、円安、税調の法人税増税決定により、大企業決算への悪影響の懸念大
・金利が上がり、買いが減る
Q4、2023年、ドル円相場はどうなるとお考えですか?
最も多かった回答は「1ドル=130円台で推移(54.9%)」、以降「1ドル=120円台で推移(23.5%)」、「1ドル=150円超になる(15.7%)」、「1ドル=100円台になる」と続く結果になりました。
回答理由(自由回答)
【1ドル=130円台で推移すると思う理由】
・適正値だと思うから
・海外金利の落ち着きと国内金利上昇可能性からバランスを保ちそうだが、日本円の価値は長期的には下落方向と考える
・金利上昇に伴い、円安が一瞬抑えられるため
・今年の過度な利上げを経験したことで来年はアメリカのインフレは落ち着き出すと考えており、結果として1ドル=130円台で推移すると予想
【1ドル=120円台で推移すると思う理由】
・ドルは安くなっていく傾向にあると思う
・金利差が落ち着きに入るタイミングで、円高に触れていってもおかしくはない
・金利上昇がひと段落し、期待先行が終わったから
・日本の金利が上がり、金利差が埋まるため
【1ドル=150円超になると思う理由】
・日米金利差は、市場予測よりも拡大、継続すると思う
・米国初め世界のインフレのピークアウトに伴い利上げ停止するものの、インフレ高止まりにより、来年中の利下げ開始はないと推測(ウォール街予測より、連銀総裁のドットチャートの方が高い)
・日本は世界で唯一利上げしておらず、総裁の変更後も急激な金利政策の変更はないと推測
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調査結果まとめ
アンケートからは、
・約半数の人が、融資金利が2023年に上がると考えている
・2023年、日経平均株価やドル円相場について2022年12月の値から大きく変わることなく推移すると考える人が日経平均株価で4割以上、ドル円相場で5割以上いる
ことがわかりました。
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調査概要
回答期間:2022/12/17~12/22
対象者:不動産投資の教科書公式LINE登録者
有効回答数:60
アンケート方法:インターネット(LINE)