エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」(https://saru.co.jp/tvmaga/)を運営する株式会社WonderSpaceは、アニメ作品に関するWeb調査を行いました。その結果を公開いたします。
数多くあるアニメ映画の中で、みなさんが最も泣けるのはどの作品なのでしょうか。
そこでこの記事では、「泣けるアニメ映画」について150人にアンケートを実施した結果を、理由とともに発表します。
1位:火垂るの墓
野坂昭如さんの実体験を題材にした短編小説をアニメーション映画化。兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、1945年の神戸大空襲での戦火の下、親を亡くした14歳の兄・清太と4歳の妹・節子が、終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとする姿を描く物語。
【選んだ理由】
「戦争関連のアニメ映画はやはり泣けます。その中でも火垂るの墓は、兄弟の絆と兄の妹を守るために頑張る姿、戦争によって、命は儚いものになってしまう寂しさなど全て盛り込まれており、考えさせられるし、泣ける映画です」(まこまま)
「戦争により幼い子供2人だけで懸命に生きようとする姿にいろいろと考えさせられます。清太はまだ14歳でありながら、衰弱していく妹の節子のために食料を確保したり手を尽くすものの結局妹は亡くなってしまいます。その後の悲しい結末は涙なくしては見られません」(らら)
「まだ小さいのに、二人きりになってしまった兄妹が不憫すぎて、不遇の連続に胸がぎゅっと締め付けられます。冒頭の時点で最後まで救いがないバッドエンドが想像できますが、それでも必死に妹を守ろうとした清太の姿に涙が止まりませんでした」(湊海)
2位:劇場版 ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン
暁佳奈さんの同名ライトノベルを原作としたテレビアニメに続く劇場版。かつて軍人として戦った少女ヴァイオレットが、”自動手記人形”という仕事を始め、さまざまな依頼者の感情に触れながら人の心を理解していく群像劇。第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
【選んだ理由】
「映像が美しくて、元軍人の少女が徐々に感情を学んでいく過程が丁寧に描かれていて感動的です。特に最終話付近の話は、涙なしには見れません。みんな一度は見て欲しい映画です」(せわ)
「どの話も号泣できるほど感動する。特に10話は親が子供を思う気持ちと子供が親を思う気持ちがとても伝わった。子供の立場から見ても親の立場から見てもとても感動できる話になっていた」(R君)
3位:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
吾峠呼世晴さんの漫画を原作とした大ヒットテレビアニメに続く劇場版。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊して壮絶な戦いを繰り広げるダーク・ファンタジー。劇場版では、炭治郎たちが鬼殺隊最高位の剣士“柱”のひとりである炎柱・煉獄杏寿郎とともに、“無限列車”で鬼と対峙する様子を描く。
【選んだ理由】
「アクションシーンも圧巻でしたが、キャラクターたちの成長や絆が見ていて感動的な作品でした。中でも、主人公炭治郎が、敵の猗窩座が逃げる際に言った言葉にグッときました。子供から大人まで老若男女楽しめる作品だと思います」(りぃ)
4位:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
子供時代に起こった事故をきっかけにバラバラになった少年少女たちの前に、その事故で死んでしまったはずの少女が現れたことから始まる不思議で切ないひと夏の出来事を描く。A-1 Pictures制作によるオリジナルで、テレビアニメ作品が放送された後、劇場版が公開されました。
【選んだ理由】
「幼馴染のヒロインを成仏させるために、友達だったキャラクターが試行錯誤して行動を起こすのですが、その行動がとても素敵かつ切ない。ストーリーが進むにつれて切なさ、感動が増していき、特にラストシーンは絶対に泣けると思います」(chii)
5位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲
臼井儀人さんによる同名漫画の劇場映画シリーズ9作目。ある日、幼稚園児で5歳の主人公・野原しんのすけが暮らす町に、昔の生活を再現したテーマパーク”20世紀博”が出現。その懐かしさに浸り無気力になっていく大人たちに異変を感じたしんのすけは、それが悪の組織が仕組んだ”オトナ帝国化計画”だということを知り、大人たちを救うため奮闘していく。
【選んだ理由】
「子どもの時にこの作品を観たときと今とでは視点が全く変わる作品です。特にひろしが子どもから親になる回想シーンでは、セリフが一つもないのにひろしが感じているであろう気持ちに共感し、自分の気持ちを重ねて号泣しました。こんなにも子どもから親世代まで楽しめる作品はないと思います」(カエ)
5位:君の名は
新海誠さんが監督・脚本を務めたアニメーション映画。東京に暮らす男子高校生・立花瀧と、田舎町に暮らす女子高生・宮水三葉に起きた“入れ替わり”という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近する彗星をめぐる出来事を描く。
【選んだ理由】
「名も知らない人物と入れ替わり始めたことからストーリーが始まりますが、入れ替わった理由がストーリーが進むにつれて見えてくる展開に惹き込まれます。本来ならば出会えるはずのなかった二人が現代で出会うために展開されていく壮大さに最後まで目が離せません。現代で再会した二人の思いの深さに心震えて、何度見ても感動する作品です」(para)
5位:聲の形
大今良時さんによる同名漫画を原作に、京都アニメーションが制作した長編アニメーション。先天性の聴覚障害をもつ西宮硝子と、彼女をいじめていた少年・石田将也の再会と成長を軸に、人と人との繋がりやディスコミュニケーションを描く。
【選んだ理由】
「いじめ、若者特有の悩み、障害、家族、について上手に描かれた作品です。繊細で胸がキュンとします。何も情報を得ずに見て、結構泣けました。10代の人たちから大人まで観てほしい作品。ストーリーのみならず絵も大変美しいです」(ココナッツ)
8位以下のランキング
8位:フランタースの犬
8位:天気の子
10位:おおかみこどもの雨と雪
10位:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
10位:さよならの朝に約束の花をかざろう
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【調査概要】
・調査期間:2023年5月17日〜5月17日
・調査機関:自社調査
・調査対象:10~50代以上の男女(性別回答しないを含む)
・有効回答数:150名
・調査方法:公式Twitterアカウント、他インターネット
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