士業
2026.3.26 (更新日:2026.4.1)
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「リスティング広告を出したのに、問い合わせが1件も来なかった」
「月30万円かけたのに、受任できたのは1件だけ。広告費のほうが高くついた」
税理士事務所がリスティング広告に失敗する話は、業界でよく耳にします。しかし同時に、リスティング広告で月10〜20件の問い合わせを安定して獲得している税理士事務所も確かに存在します。この差は一体どこから生まれるのでしょうか。
この記事では、月間広告運用額2億円超・30社以上の士業事務所を支援してきた株式会社WonderSpaceが、税理士事務所のリスティング広告を徹底解説します。
結論からお伝えします。やり方さえ正しければ、税理士事務所のリスティング広告は費用対効果の高い即効性ある集客手段です。問題は「何を間違えるか」にあります。
この記事を読み終えると、次のことがわかります:
広告費を1円も無駄にしたくない先生のために——本記事が的確な判断のお役に立てれば幸いです。
まず「効くのか効かないのか」という根本的な疑問にお答えします。
税理士事務所のリスティング広告は、適切に運用すれば開始から1〜2ヶ月で問い合わせが来始める即効性があります。SEOが成果まで6ヶ月〜1年かかるのに対し、広告は出稿翌日から検索結果に表示され、問い合わせにつながります。
WonderSpaceが複数の税理士法人様の広告運用を支援してきた中で、以下のような成果が出ています:
一方で、多くの失敗事例も存在します。失敗の主な原因は次の3つです:
つまりリスティング広告は「出せば成果が出る魔法」ではなく、「正しい戦略とLP設計があって初めて機能するツール」です。
| 事務所規模・目的 | 月額広告費の目安 | 期待できる問い合わせ数 |
|---|---|---|
| 小規模事務所・地域特化 | ¥100,000〜¥200,000 | 3〜8件/月 |
| 中規模事務所・複数分野 | ¥200,000〜¥400,000 | 8〜15件/月 |
| 積極拡大・相続税専門など | ¥400,000〜¥1,000,000 | 15〜30件/月 |
※ 上記はあくまで目安です。CPAはLP品質・キーワード・エリアによって大きく変動します。
税理士関連キーワードはYMYLジャンル(財産・生活に関わる分野)のため、クリック単価が高い傾向があります。
| キーワード例 | クリック単価の目安 | 競合の多さ |
|---|---|---|
| 相続税申告 税理士 ○○市 | ¥200〜¥600 | 中〜高 |
| 会社設立 税理士 ○○区 | ¥300〜¥800 | 中〜高 |
| 税理士 顧問 ○○市 | ¥400〜¥1,200 | 高 |
| 相続税 無料相談 ○○ | ¥150〜¥400 | 低〜中 |
WonderSpaceが支援した税理士法人様では、某税理士法人様のクリック単価が¥532、CTR(クリック率)が10.05%という数値が出ています。適切なキーワード選定と広告文があれば、クリック単価を抑えながら高いCTRを実現できます。
リスティング広告で最も重要な意思決定が「どのキーワードに予算を使うか」です。ここを間違えると、クリックは集まっても問い合わせが来ない状態が続きます。
税理士関連の検索キーワードは大きく2種類に分かれます。
| 種類 | キーワード例 | 広告向き |
|---|---|---|
| 行動KW(今すぐ依頼先を探している) | 「相続税申告 税理士 船橋」「会社設立 税理士 新宿」「税理士 無料相談 八王子」 | ◎ 最優先 |
| 情報収集KW(まだ比較・検討段階) | 「相続税 計算方法」「税理士 費用 相場」「相続税 いくらから」 | △ 除外推奨 |
WonderSpaceの複数税理士法人への支援で判明したのは、情報収集KWを除外するだけでCPAが大幅に改善するという事実です。某税理士法人様の支援では、リスティング広告の最適化とLPO(LP改善)を組み合わせた結果、CVRが0.51%から3.12%(約6倍)に改善し、CPA¥25,612を実現しました。
広域(都道府県全体・全国)に配信すると、クリック単価が上がり費用対効果が悪化します。成功の鉄則は「まず1つのエリアでCPAを合わせてから、周辺に拡大する」です。
リスティング広告は「出稿キーワードの設定」だけでなく、「除外キーワードの設定」が同じくらい重要です。以下のような検索語句は積極的に除外しましょう。
どれだけ優れたキーワード戦略を持っていても、LP(広告のリンク先ページ)が弱ければ問い合わせにはつながりません。WonderSpaceが5社以上の税理士法人のLP改修を支援してきた中で見えた、共通の改善ポイントをお伝えします。
ユーザーがLPに訪れてから離脱するまでの時間は平均5〜10秒です。その間にFV(画面を開いた瞬間に見えるエリア)で「自分が探していた事務所だ」と感じてもらわなければなりません。
FVで伝えるべきは「属性」ではなく「ベネフィット」です。
各事務所の強みに応じたポジションを設計することが重要です。WonderSpaceが支援した各社のポジション設計の例は以下の通りです:
| 事務所の強み | ポジション設計の例 |
|---|---|
| 国税OB在籍・税務調査実績 | 「国税OBが申告前に徹底チェック|税務調査率1%以下」 |
| 地域密着・丁寧な対応 | 「○○エリアで最も安心して相談できる相続専門税理士」 |
| ワンストップ対応・専門家連携 | 「税務・法務・不動産をワンストップで解決」 |
WonderSpaceが5社の税理士法人のLP改修を支援した際、全社共通で最大のボトルネックが「追従CTAの不在」でした。LPが長くなるほど、スクロール中に「問い合わせしよう」と思っても、CTAボタンが画面内に見当たらず離脱するユーザーが発生します。
追従CTAの追加だけでCVR(問い合わせ率)が1.3〜1.5倍に向上するケースが多く見られます。
LPで興味を持ってもらっても、フォームで離脱するケースが非常に多いです。フォームの改善ポイントは以下の通りです:
問い合わせ数だけでなく、有効問い合わせ率・受任率・受任単価まで追跡することが重要です。問い合わせが増えても、質の低い(受任につながらない)問い合わせばかりでは広告費の無駄遣いになります。
WonderSpaceでは全クライアントに問い合わせ管理シートを導入し、広告経由の問い合わせを経路・内容・結果まで記録する仕組みを整備しています。
| KPI | 目標水準 |
|---|---|
| CTR(クリック率) | 7%以上 |
| CVR(問い合わせ率・行動KW経由) | 3〜5% |
| CPA(問い合わせ獲得単価) | ¥30,000以下 |
| 有効問い合わせ率 | 50%以上 |
| 受任率(対有効問い合わせ) | 30%以上 |
WonderSpaceが実際に支援した税理士法人・税理士事務所様の実績を3事例ご紹介します。
顧問税務(会社設立含む)を主力サービスとする某税理士法人様。リスティング広告の配信に加え、LPのCRO(コンバージョン率最適化)支援を組み合わせた結果、CVRと受任単価が大幅に改善しました。
| 指標 | 支援開始前 | 運用後 |
|---|---|---|
| CVR | 0.51% | 3.12%(約6倍) |
| CPA(手数料込) | ¥50,420 | 25,612円(約半減) |
| 受任単価(Fee込) | — | 約12万円 |
広告のクリックを増やすだけでなく、LPのCVRを高める施策を同時に行うことで、CPAを大幅に圧縮できた事例です。
相続税対策を主力サービスとする某税理士事務所様。リスティング広告の運用最適化により、問い合わせ1件あたりの獲得コストを15,000円という低水準で安定して獲得できる体制を構築しました。
相続税のリスティング広告は競合が多く、クリック単価が高騰しやすい領域です。それでもCPA1.5万円を実現できた背景には、「今すぐ相談したい」層に絞ったキーワード設計と、問い合わせへの導線を徹底的に磨いたLP改修があります。
相続税申告を専門とする某税理士法人様。月額広告費約30万円の運用で、業界水準を大きく上回る成果を実現しました。
| 指標 | 実績値 |
|---|---|
| 月額広告費 | 約30万円 |
| Google 一般KW CVR | 7.11% |
| Google 一般KW CPC | 231円 |
| Google 一般KW CPA | 3,247円 |
相続税申告の広告は一般的にCPCが高くなりがちですが、CPC231円・CVR 7.11%という数値はいずれも業界平均を大幅に上回るレベルです。適切なキーワード設計と高CVRのLPを組み合わせることで、月30万円の広告費から約92件の問い合わせを獲得できる計算になります。
複数の税理士法人への支援実績から導き出した、リスティング広告で成果を出すための共通原則です。
「相続税 計算」「税理士 費用 相場」などのキーワードは検索ボリュームが多く魅力的に見えますが、これらで検索している人はまだ「比較・検討段階」であり、すぐに問い合わせには至りません。広告費だけが消費されCPAが悪化します。
対策:「○○市 税理士 相続」「相続税申告 無料相談 ○○」などの行動KWのみに絞り込む。
「当事務所は○○年創業で、スタッフは○名です」という事務所紹介が中心のLPは、ユーザーの「自分の悩みを解決してくれるか?」という問いに答えられず、離脱につながります。
対策:LPはユーザーの悩み→解決策→なぜこの事務所か→安心材料→CTA、の流れで構成する。
広告代理店に運用を任せきりにして、月次レポートを見るだけの状態では改善が進みません。問い合わせの質・受任率・受任単価まで共有し、営業側のフィードバックを広告改善に活かす体制が必要です。
対策:問い合わせ管理シートを整備し、広告経由の結果を毎月代理店と共有するMTGを設定する。
リスティング広告は、Googleの学習期間(コンバージョンデータの蓄積)に1〜2ヶ月かかります。この期間に「効果がない」と判断して止めてしまうケースが多く見られます。
対策:最低3ヶ月は継続してデータを蓄積する。改善すべきはキャンペーンを止めることではなく、KWとLPの最適化。
この記事でお伝えしたことを整理します。
リスティング広告は「出稿すれば終わり」ではなく、継続的な改善によって成果が積み上がるものです。先生が本業である税務・会計に集中しながら、Webが自動的に新規顧客を連れてくる仕組みをつくるために——本記事がその第一歩になれば幸いです。
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